実家のベランダから庭を見下ろすと、2メートルはありそうな大きなユリが2本、

にょきっと生えていた



 
近づいて見てみると、うちの庭ではなく、お隣さんの家の裏に生えてるユリの方が、

背も高くてずいぶん立派
 



一本の太い茎から、見事な花がこんなにたくさん咲いているのです


ガーデニングが趣味の母が、毎日水をやって、肥料も与えて、

手をかけて育てている庭のユリより、ほったらかしの隣の裏の

方が、自由にのびのびと育っている


不思議な植物だな～と思って、ネットで少し調べてみると、

「タカサゴユリ」という台湾から来た品種のようです。


風に乗って飛ばされた種子が、新たな土地で根付くと、群生して

大きな花を咲かせる。数年経って、その環境が生育に適さなく

なると、また風に乗って、新たな土地を求めて旅立っていく。


なんともたくましい植物ですね

そんな自由な野生の植物には、手入れされた庭の環境では

過保護すぎて、かえって育ちにくいのかもしれませんね。


草花は、五行で言うと乙（きのと、陰の木）です。

単体としてはかよわい存在でも、集団になって勢力を拡大していく

旺盛な繁殖力


そんな乙のたくましさが感じられるユリの光景なのでした。



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