リオ五輪、連日盛り上がってますね

今回のオリンピックは特に、最後まであきらめない強い精神力を見せてもらえる

場面が多くて、応援のし甲斐もあり、毎回とても勇気づけられています


中でも、今日の陸上男子400メートルリレー・銀メダルの快進撃には胸を打たれました

山県、飯塚、桐生、ケンブリッジの４選手

個人種目では思うように結果を出せなかった4人が、団体戦のリレーで

いかんなく実力を発揮できた、その強さの秘密はどこにあるのでしょう

それは東洋思想にあるシステムの力です


個体の和　＜　全体

東洋思想では、全体は個体の和より大きくなると考えます。


個体の和　＝　全体

もしくは、

個体の和　＞　全体

と考える西洋現代文明に対し、東洋思想ではなぜ全体の方が大きくなるのか


その違いはどこから来るのかというと…

個体と個体をつないで、全体としてまとめるシステムがあると考えるから

つまり、

個体の和　＋　システム　＝　全体

だと考えるのが東洋思想なのです


ただ個が集まっただけでは、バラバラの集団です。

個と個をつなぐネットワークがあり、それぞれの機能を結び付けて

一つにまとめ上げるシステムがあるからこそ、全体として個の和を超える

力を発揮することができるということです。


速く走れる実力のある選手を4人集めただけの他国チームと、

個人力では劣っても、バトンパスの練習を重ね、技を磨きつつ、

チームワークを養っていった日本チーム


自分一人のためだけでなく、みんなのために戦う時

仲間を信頼して、それぞれが自分の役目をしっかり果す時

心を一つにして、一つのシステムとしてチームが機能する時

信じられないような大きなパワーが生まれる

そんな奇跡の瞬間を現実にしてくれた日本チームに、心からの拍手を送ります


リレーに限らず、体操でも卓球でもシンクロでも、あらゆる種目で

団体種目でこそ他国の追随を許さない強さを見せつけてくれる日本

東洋思想の和の精神がしっかり根付いているからこその結果なんですね


興味深いのは、遠く古代中国で誕生した東洋思想の神髄を

現代にまで守り伝えてきたのは、私たち日本人だということ

その事実を、もっともっとたくさんの日本人に知ってもらうとともに、

陰陽五行説の素晴らしさをお伝えできたらと願っています



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