今日、7月1日の香港は祝日でした。

香港特別行政区成立記念日

つまり香港がイギリスを離れ、中国に返還された日だったんですね

今から18年前、1997年の今日、香港は中国に戻りました。


香港に住んでみて、周りの香港人たちから耳にするのは、

「この18年間で、本当にいろんなことが変わってしまった」

という声です。


返還後50年間は「一国二制度」の下、香港の高度な自治を

認めるとされていたものの、実際には全然そうなってないわけで

中央政府の言いなりの政府に対し、事ある毎に抵抗してきた香港市民たち。


2003年には、「国家安全条例」の制定を定める香港基本法23条の立法化に反対して、

50万人もの香港人が立ち上がり、香港の法治と自由を守りました。


そして2012年の「愛国教育」反対デモを経て、まだ記憶に新しい去年の

民主化デモに至るまで、「中国共産党の一党独裁に吞み込まれたくない」

という香港の人たちの一貫した強い意志が伝わってきます。


ただ今は、市民が一丸となっているわけではなく。。。

中国政府とのパイプを持つ愛国派
多くは中国から送り込まれてきた人たち
愛国＝愛（共産）党
共産党からの指示で動く

香港は香港人のもの派
香港生まれ＆香港育ちの若者が中心
民主主義、言論の自由など、香港の高度な自治を堅持したい
大量流入する中国人との競争で就職などの機会が奪われている

中国と仲良くしよう派
主に物心ついてから中国から香港に移住した人たち
中国とのビジネスなどで恩恵を受けている層を含む
中国と香港がゆるやかに統合されることを望む

というように、大体３つのグループに分かれていて、

その間をさまよっている人たちも多く、みんなバラバラ

それぞれがそれぞれの主張を繰り返すばかりの平行線

みんな個人の幸せしか考えてない。

誰も香港全体のことを考えてない。

という嘆きの声が、当の市民たちから聞こえてくるような現状です。


これは、政府が行ってきた

「毎日150人もの中国人を香港に移住させて、少しずつ

生粋の香港人の血を薄めていく作戦」

が功を奏してきている証拠でしょう。

それに危機感を覚えた香港の若者たちの中には、

「子供をいっぱい生んで、香港を守ろう」

という人たちさえ出てきているそうです。


彼らは別に、独立したいとか、中国を分裂させたいとか

思っているわけではありません。

ただ、これからも自分たちが幸せに暮らしていける香港で

あってほしいと願っているだけです。

ここ香港でも、中国のニュースといえば、広がる環境汚染、

食の安全が守られていないこと、幹部の汚職問題などなど、

危険な話ばかり

自分たちが住んでいる場所が、そんな風になってほしくないと

願う気持ちには共感できます。


今年に入り、民主化デモは一旦鎮静化したように見えますが、

問題は何も解決していないばかりか、大きくなるばかり

きっとこれからも、社会のいろんな場面で噴出してくるでしょう。


果たして香港の未来は

このままなすすべもなく中国に吞み込まれてしまうのか？

それとも。。。

様々な深刻な問題を抱える中国が内部崩壊する方が先なのか？


激動の香港、どう転んだとしても、その未来が明るいことを祈るばかりです





にほんブログ村 

[2回]

先週に引き続き、九龍公園の太極拳レッスンに参加して来ました

毎日のようにゲリラ豪雨に見舞われていた5月ですが、

ようやく晴れ間が広がる日も増えてきて



公園には、こんなかわいいトロピカルなお花が咲いていました


それにしても蒸し暑い

じっとしているだけでも、じわっと汗が噴出してくるこの暑さの中、

屋外で運動なんてできるんだろうか

と、一瞬弱気になるぐらいでした。

さすがに直射日光を避けるため、木陰を探して練習するのですが、

思いのほか、そういう場所が少なくて、場所取りが大変

大音響でダンスするおばちゃんグループ

別の流派の太極拳のグループなどなど

他のグループの活動が一段落してスペースができた頃を

見計らって練習開始


ちょうど木陰になっているところで、時折風も吹いたりするので、

思ったほど耐えられないほどの暑さではありませんでした


それにしても、なんでこんな暑さの中、屋外で練習するのでしょう

師曰く、それにはちゃんと理由があって、

暑さにも寒さにも耐えられる身体を作るためなのです

つまり、原始太極拳はサバイバルのためのお稽古であって、

どんな気象条件でも、どんな厳しい環境でも、生き延びられる

ようにということを目的としているからだそうです。


そういう意味で、普通の運動やエクササイズとは全く異なり、

本来の人間には備わっていたはずの自然の秩序を取り戻す

ためのお稽古なんですね


だから、ただ身体を動かしたいという運動のつもり、

おもしろそうだからやってみようという遊びのつもりでは

到底続けられないほど、時に辛い修行だそうです。


でも、がんばって続ければ、念力とも言える意志の力で

自分の動きを自在にコントロールできるようになり、

バラバラだった手足が、頭と心が、身体が再び統合されて、

体力だけでなく、様々な基本能力が底上げされるとのこと

それは、生活全般、人生そのものに関わってくる生き方なんですね




上級になると、剣や扇など、様々な道具を使った型もあって、

緩急のメリハリがある流れるような動きがかっこいい


でも

自分は腕を回すだけの単純な動きも満足にできないのです

千里の道も一歩から

がんばります



にほんブログ村 

[0回]

いろんな人のいろんな悩みを聞いていると、

その行動に一定の共通点があることが見えてきます。

みなさんの周りにもいませんか

いつも忙しくあちこち動き回っている人たちが


1人でいるのが嫌なので、よく出かけて全然家にいない人

もちろん、たまの気晴らし＆発散は大切ですよね。

友達や仲間と飲みに行ったり、踊りに行ったりするのは楽しいです

でも、その理由が「1人でいたくない」ということなら問題ですよね


自分のことは二の次で、いつも人のために駆けずり回ってる人

家族や友達のため、大切のな誰かのため、弱い者を守るため、

本当に思いやり溢れる立派な人たちで、頭が下がります。

でも、肝心の自分のことがおざなりになっていませんか

飛行機でも、緊急時にはまず自分が酸素マスクをつけてから、

子供を助けるように言われますよね。

それと同じで、まず自分を助けないと、人を助けることはできないのです


それ以外にも、仕事や遊び、趣味などで、休む暇もなく自分を忙しくさせている人たち。

それらの行動はすべて、エネルギーで考えると消耗です。

携帯でも充電せずに使い続けたら、すぐに電池が切れてしまいますよね

いたずらに生き急いで、大切な生命エネルギーをどんどん消耗している状態です。

そのまま突っ走れば、身心のバランスがどんどん崩れて、病気になってしまうでしょう。


それでも、やっぱりやめられないとなると

立派な依存症です

お酒、タバコ、仕事、買い物、ギャンブル、恋愛、セックスなどなど…

依存する対象はいくらでもありますよね。

中でも、特定の人や人間関係に依存しているケースは、

1人の問題でもなく、家族や周り全体に影響を与える深刻な問題です。


こういう人たちは、たいてい何かがうまくいかなくなって、苦しんでいます。

でも、いつも忙しくすることで、自分自身に向き合うことから逃げているんですね。

そうやって目を背けている限り、永遠に問題が解決することはありません。


実は、その奥には

自分なんて何の価値もない人間だ

という自己否定、無価値感という心の闇が潜んでいることが多いのです。


本当は

どんな人にも生まれて来た意味があり、生きていく価値があるものです

でも、それが自分で見出せず、もがいている人たち。


どうやったらそれがみつかるのか

瞑想やヨガ、座禅や仏教などに救いを求めるのもいいでしょう。

でも、私が一番おススメしたいのは、行動生態運命学という学問です

超古代文明からサバイバルの智慧として、先祖代々受け継がれてきた東洋思想。

その中でも特に、道家思想と陰陽五行説はとても科学的で実用的な学問です。

自分をもっとよく知って、自分の活かし方を知るために

行動生態運命学をどのように役立てることができるのかは、

次回、「行動生態運命学のススメ　その2」で詳しく説明しますね



にほんブログ村 



自分はなんでこうなっているのか

じゃあ、どうしたらいいのか

行動生態運命学を学んで、ロジカルにクリアにしていきましょう

オンラインでも受講可能です。

学習＆カウンセラー養成コース　全52回

詳細は下記ホームページにて
http://orilic.jimdo.com

[1回]